025.首をつった女性

首をつった女性
桃 
30歳 女性 会社員 同棲中

家があります。隣には公園、その隣は傾斜になっている空き地があります。今回、その空き地でお祭りがあり、祭りの主催者に私は何かの疑いをかけられてその疑いを晴らすため、何かの書類を見知らぬ女性に主催者へ渡すよう告げ、逃げようとしています。傾斜の一番上から足には手錠がかけられていて、なんとか手錠から片足だけ抜くことができ、傾斜を滑り落ちて逃げます。一度家の玄関まで入りますが、誰かがいるようなのでもう一度外へ出ると、隣の公園の鉄棒にピンクと水色の着物を着た女性が首をつって死んでいるのが遠目で見えました。助けを呼ぶとか怖いとかの感情は無くただ「私が殺したのではない」と思い公園を通り過ぎ、空き地の入り口へ向かうと、家からその人の家族と思われる人たちが死体を見つけ大騒ぎしているのがわかりました。空き地の入り口に女性がこちらに向かって歩いて来ましたが、私の中で、その女性には首をつった人、騒いでいる家族、の様子を知られてはその女性が傷つくから駄目だという感覚になり、手をつないで注意をそらすようにどこかへ歩いて逃げようとするところで目が覚めました。

家は祖母の家にとても良く似ている家ですが、少し広さなど間取りも違っています。この家は良く夢に登場します。今回のこの夢は全体的に薄暗く夜のような夕方のような感じでした。空き地はお祭りの炎で一部は明るく見えました。これは今昼寝をしていた時に見ました。起きた時に初めて怖いと思いました。

猫を助ける

30歳 女性 会社員 同棲中

先程、うたた寝中に気になる夢を見たので早速夢診断を依頼いたしましたが、3日程前に見た夢で非常に気になるものがあったので別件で再度依頼させて下さい。お手数をお掛け致しますがお願いいたします。
内容は、ペットの猫と会社に出勤をしたのですが、猫が見つかってはいけないと思い、そのまま帰宅しました。猫は私がいつも使っているカバンの中に顔だけ出して入っています。タクシーで帰宅していたはずですが、途中で何故か街なかの川をボートで、物凄いスピードで下っています。猫が落ちてしまうのではないかと必死でカバンを抱えています。「そんなにスピードを出さなくてもよいです」と運転手に伝えようとしたところで鶴が2匹カバンに近づいてきました。2匹とも明らかに猫を口ばしでつつこうとしています。川が直角に右へ曲がる角とその先すぐに左へ直角に曲がる角が見えてきていました。シーンが変わって私は川沿いを猫を探して歩いています。暫らくすると、猫が浮いて流れてきました。猫を助ける為に川へ入るかどうか少し悩みましたが、意を決して川へ入ると水は膝までつかるほどしか有りませんでした。猫を抱きかかえると生きていましたが、おなか側は怪我をしている様子でした。
以上です。

鶴が出てくる夢は良い夢なのかと思っていましたが、シチュエーション的には悪い夢のような気がします。鶴ははっきりと鶴とわかりました。白地に黒と赤の模様もはっきりと覚えています。川もなんとなく、実際に私の暮らす市内にある川の感じがしました。ただ、その川には曲がり角はありません。2件も依頼してしまい、お手数をお掛けしますが宜しくお願いいたします。

☆ 夢解釈No.025 ☆
桃様。
はじめまして、ドリームのサイト作成者です。
送っていただいた夢はふたつですが、わたし達の心には連続性がありますので、ふたつ同時に解釈させていただこうと思います。
夢を読ませていただいてまず思ったことは、どちらの夢も、女性的な要素がテーマになっているということです。 少し大げさな言い方をするようで申し訳ないのですが、精神レベルでは女性性の問題のようなものを持たれているのではないかという印象を受けます。
ふたつの夢を解釈する前に、少し質問させてください。
1)猫について、なにか連想することはあるでしょうか?(例えば、好きとか嫌いとか、※※を思い浮かべるとか)
2)「首をつった女性」の夢にでてくる、書類を渡す見知らぬ女性と、空き地の入り口にこちらに向かって歩いてくる女性は、同一人物なのでしょうか?
また、夢の中のその女性を思い浮かべたとき、連想をすることを2,3,上げていただけるでしょうか?
3)そしてこれが一番大切ですが、夢の中の、首をつったピンクと水色の着物を着た女性ですが、それを思い浮かべたときに、なにか連想するものがあれば聞かせてください。(なければ結構です)
回答の返信を頂き次第、解釈しようと思います。
では…

【返信】
鈴木めいや 様
返信、ありがとうございます。
早速、頂きましたご質問について返信させていただきます。
1) ⇒猫は大好きです。写真を見ても実際の猫を見ても可愛くて仕方ありません。
 今飼っている猫は自分の子供のように思っています。  毎日のように猫には話しかけています。  また、野良猫などを見かけても、つい話しかけたりかまいたくなります。
2) ⇒メールを送る際、書類を渡した女性と空き地の入り口にいた女性は、同一人の  気がしていました。でも、思い出そうとすると別人のような感じもします。  その女性はどちらも自分より若く、髪の毛は長く、おとなしい感じの印象です。  首をつった女性の姉妹なのかなと思います。  書類を渡した女性は祭りの主催者と関係がある人だと思いました。  私が守らなければいけない人だと思いました。  目が覚めた時には左手はまだ手を握っている感覚がして  自分の手を見るのが怖かったです。
3) ⇒起きた時には、とても怖く気味悪く感じました。今思い出しても気味が悪いです。  夢の中の様子を思い出すと、腕はキリストが十字架に吊るされた感じで  首も鉄棒に にもたげていたと思います。何故、首をつっているとわかったの  かわかりません。  同じく髪の毛は長かったと思います。

このような回答でよろしいでしょうか? 度々、お手数をお掛けいたしますが宜しくお願いいたします。

回答ありがとうございます。
送っていただいた「猫を助ける」夢を考えてみたので、参考にしていただければと思います。
この夢は、「本能的な女性性の救済」がテーマになっています。それも、魂という神聖なイメージ(二匹の鶴)まで出てきているので、元型的な夢だと思われます。
まず、夢のはじめに、会社に出勤という、ごく日常的な場面が出てきますが、いつもと違うのは、かばんの中に猫がいるということでしょうか? そして、夢の中で≪猫が見つかってはいけない≫と思います。猫は動物ですので、あなたの中の本能的な女性的な要素を表していて、どうやら会社に出勤するには、女性的な要素を持ち込んではいけないようで、そのまま帰宅します。ですが、≪途中で何故か街なかの川をボートで、物凄いスピードで下っています≫ボートに乗っている自分は自我を表していて、自我は、川という物凄い勢いで流れる人生の勢いに身を任せているようです。
そして、このままその流れに身を委ねていたのでは、猫(本能的な女性性)を失ってしまうかもしれないので、「そんなにスピードを出さなくてもよいですよ」と運転手に伝えようとします。このことから、現実生活での、日頃のあなたが会社で働いているとき、あるいは今までの人生の流れの中で、女性的な一面を見失いそうになることの恐れ、のような心境があったのかも知れないと思うのですが、いかがでしょうか?
そして、運転手に話しかけ、身を委ねるのではなくて自分の意志でこの状況を何とかしようとしたとき、二匹の鶴が現れます。この鶴は、“神聖な魂のイメージ”のようなものを象徴しています。
二匹というのは、対立するもの(例えば、善と悪、合理と非合理、死と再生など)を意味していて、もしかしたらそれはオスとメスであったのかもしれませんし、なんらかの対立物というニュアンスがあって、この“神聖な魂のイメージ”が接近してきたときに、≪川が直角に右へ曲がる角とその先すぐに左へ直角に曲がる角が見えて≫きます。
例えば、よくおとぎ話しなどでは、主人公が困り果てたときに、魂のイメージによって導かれることがあります。例えば、ヘンゼルとグレーテルは、森の中で迷い、途方にくれているときに青い鳥(魂のイメージ)を追うことによってお菓子の家を発見します。そして、あなたの夢では、困り果てているとき(猫が落ちそうになっているとき)に、鶴という魂が接近してきて、川が右へ曲がる角と左へ曲がる角が見えてきます。これは、人生には二つの選択肢があるということを意味していて、右は、社会の中で合理的に男性的な生き方をする道、左は、情緒やムードを大切にして女性的な生き方をする道です。
鶴の接近により、そのような人生の先が見えると、シーンが変わって、失ってしまった本能的な女性性(猫)を探しています。
≪暫らくすると、猫が浮いて流れてきました。猫を助ける為に川へ入るかどうか少し悩みましたが、意を決して川へ入ると水は膝までつかるほどしか有りませんでした。≫
このことは、「こうやって見ると、人生の流れは案外浅くてなだらかなものなんだな」というような気持ちの表れかもしれません。ですが、案外たいしたことのなかった川には、その人生の流れのせいで、一度は失ってしまった猫(女性的な要素)を助けます。あなたの中の女性的な要素は、死んではなくて、お腹をケガしています。お腹は、食べ物を消化するところですので、もしかしたら、あなたの女性性は、女性としての消化能力(物事を受け入れて、自分の中に取り入れる能力)が傷ついてしまったのかもしれません。猫は動物ですので、あくまでも動物的な、本能的なニュアンスの女性的な一面です。
ですが、現実の猫は可愛くて仕方ありませんとのことなので、あなたにとって価値のある心理的な働きにダメージを受けてしまったように思います。
取り合えずここで解釈を終えますが、冷静に内省なされたとき、この解釈に心当たりなどはあるでしょうか?

この夢の3日ほど後に見た「首をつった女性」の夢は、心理描写的には、この夢の続きのように感じられます。返信を頂き次第、次の夢の解釈させて頂こうと思います。
では…

【返信】
鈴木めいや様
夢診断ありがとうございました。
今、勤務2年経過する仕事場で未だに社内の雰囲気になじめません。
ここ半年ほど女性同士の対立も絶えず、直接首をつっこまないよう自分自身を出せないままにいました。最近では友人たちと話しをすることも億劫になってしまい、同棲中の彼といることだけが唯一の時間でした。
この度彼が転勤になるため、それを退職理由に連休明けには辞めるお話をするつもりでした。
本来は結婚という形で辞めるのが私にとって一番都合のよい退職理由だと考えていたので、転勤でついて行くにも関わらず、そこまでの話しには至らないのがもどかしい気持ちでいました。
返信を頂いて、女性性が何を表しているかなど、考えると上記の話しが心当たるとこ
ろです。
ご参考までに、もし「首をつった女性」が続きになるのであれば、この夢を見た前日、
彼から結婚の話しが出ました。
毎回、長々と文章を送ってしまい申し訳ありません。
ぜひ、続きの解釈の程宜しくお願いいたします。

【送信 (首をつった女性の夢の解釈)】
桃様。ご回答いただき、私の中で腑に落ちました。
「自分自身を出せないでいる状態」というのは、人間関係をスムーズに作り上げる能力にダメージを受けている状態とも言えて、スムーズな人間関係を保つ能力というのは、まさに女性性の能力です。猫のお腹のケガは、そのような心理的な状態を表していると考えて間違いなさそうです。
そして、返信には、「最近では友人たちと話しをすることも億劫になってしまい、同棲中の彼といることだけが唯一の時間でした。」
とありますが、夢の中では猫(本能的な女性性)を探して歩き回り、川に入って助けていますので、無意識レベルでは、女性的な生き方、つまり人間関係をスムーズに保った生き方をしたいと思っているのではないでしょうか?
そして、その夢の3日ほど後に、「首をつった女性」の夢を見ます。この夢は、以前の夢のテーマより少し状況が進展していて、動物(本能)レベルのものを表していたものが人間レベルになっています。ですが、どうやら、本能的な女性的要素を助けることはできても、人格のある、人間レベルの女性性までは助けられなかったようです。
そして、その夢の3日ほど後に、「首をつった女性」の夢を見ます。この夢は、以前の夢のテーマより少し状況が進展していて、動物(本能)レベルのものを表していたのが人間レベルになっています。
ですが、どうやら、本能的な女性的要素を助けることはできても、人格のある、人間レベルの女性性までは助けられなかったようです。
はじめから解釈していくと、家は意識領域の全体性を表していて、その隣には公園という憩いの場があり、その隣には意識領域の中で自由に使っていい空間である空き地があります。この空き地ではお祭りがありますが、お祭りは、現実からの脱却を意味し、感情などの開放をあらわします。つまり、空想や感情表現などの、自由に使っていい部分というニュアンスのある意識領域において、お祭りのような精神状態になっていることを表しているのだと思います。しかし、そんな楽しいはずの状況のなかで、あなたは知らない女性に書類を渡して逃げようとしますが、傾斜の一番上から足には手錠がかけられてしまいます。夢の中の足は現実的な立場を表すので、まさに、現実において、身動きが取れなくなっているような状態です。これは、あなたの言葉でいう「最近では友人たちと話しをすることも億劫になってしまい」という心の状態を表しているのではないでしょうか?
祭りの場という楽しい社交の場にいるにもかかわらず、足には錠がはめられているような心の状態です。
≪なんとか片足だけ抜くことが出来て、傾斜を滑り落ちて逃げます。一度家の玄関まで入りますが、誰かがいるようなのでもう一度外へ出る≫ 夢の中の家は意識の全体性を表すといいましたが、そのなかいる誰かは、おそらく、客観的に物事を見る合理的な一面のあなた自身だと思います。理性ともいえますが、その理性によって後ろめたさを感じて外に出ると、≪鉄棒にピンクと水色の着物を着た女性が首をつって死んでいるのが遠目で見えました≫ ピンクは官能性や情動、水色は冷たい色ですからクールさや冷静さを表し、そのどちらのニュアンスのある、あなた自身が持っているはずであった女性性の死です。
この夢は、一言でいうと、女性的な側面を失い、罪の意識を感じていることを表しているのですが、この女性は、ユング心理学ではシャドウと言って、自分の中で切り捨てた人格の、影のようなイメージを持っています。ですが、このシャドウは、本当は切り捨てるのではなく、自分の中に取り入れなければならなかったはずの人格なのだろうと思います。というのは、あなたはおそらくこの女性の死体に関して疑いをかけられているので、死んでしまったことに後ろめたさを持っているようですし、この死体に対して、「腕はキリストが十字架に吊るされた感じで」と、キリストという神聖なイメージを連想しているので、神聖な性格をおびているだろうと思われるからです。
鉄棒は、あなたの中の男性的な要素が関係していて、鉄棒という男性性に寄りかかって死んでいます。鉄棒は男性的な要素を表しているので、あなたの中の男性的な状況によって死んでしまったのでしょう。
お祭りという感情などの開放をあらわす開放的な場所で、あなたは人間関係を作るどころか、疑いをかけられてしまいます。夢の中の容疑というのは、心の成長に対する容疑である場合が多く、本当は、あのシャドウを自分の中に取り入れて(夢の中で仲良くなったりして)、心は成長しなくてはならなかったのが、それが果たせなかったことに対する容疑(罪悪感)です。
そして、「私が殺したのではない」と思い公園を通り過ぎ、空き地の入り口へ向かうと、家からその人の家族と思われる人たちが死体を見つけ大騒ぎしています。
この、大騒ぎしている人達は、無意識下で死んでしまったシャドウと結びついていたコンプレックスの一群の人格化です。大騒ぎする、つまり、無意識下の諸々のコンプレックスが活性化すると、空き地の入り口に女性がこちらに向かって歩いて来ます。
ここで、前回の「猫を助ける」夢を思い出してください。あのときは、猫が落ちそうになってピンチに瀕しているときに、魂のイメージ(二匹の鶴)が現れましたが、今回の夢では、人々が大騒ぎしてピンチに瀕しているときに、この女性が現れます。この女性は、前回の鶴と同じような心的要因を表しているのだろうと思いますが、この女性は魂のイメージというよりも、むしろ、ユングの言うセルフの元型の人格化ではないかと感じられます。セルフとは、意識と無意識の調和をはかり、心の全体的なバランスを保とうとする機能を持っていて、さっきは、このセルフのイメージである女性に書類を渡して、問題を解決しようとしました。
おとぎ話しや夢の中では、主人公(自我)が困ったときに、このようなイメージが現れて、主人公を導き、心の全体性をはかろうとするという無意識による心的描写がよく起こります。
セルフとは、自分自身でもあり、人間が本能的、根源的に持っている"魂"のようなイメージです。
しかし、その女性には首をつった人、騒いでいる家族、の様子を知られては傷つくから駄目だという感覚になり、手をつないで注意をそらすようにどこかへ歩いて逃げようとするところで目が覚めます。 これは、セルフそのものを守らなければならないほど、無意識下では、セルフは死んでしまったシャドウと深く関係していたのではないかと思われます。
心の全体的な救済を求めるよりも、とりあえず今の心の状態を守ろうとしたことを表しているのでしょう。
この夢は、結婚の話が出た後日にみたとのことですが、結婚するということは、女性的な生き方をするということであり、結婚すればある程度女性的な生き方をしなければならないのですが、無意識下では、その女性性が死んでしまっていたので、夢の中で大騒ぎをしてセルフが救済に現れたのだろうと感じました。 少し硬くなってしまいましたが、このように解釈しました。
いかがでしょうか?

ちなみに、夢が全体的に薄暗かったのは、無意識領域という深い心の層の出来事を表しているからです。そして、昼寝したときにみたということは、いつもは起きている時間帯に眠ったということですよね。私の経験で言うと、そのような時間帯に寝ると、人は印象的な夢を見やすいものです。
これはおそらく、いつもは起きている(自我が立ち上がっている)ときに自我が無意識に沈むために、いつもより意識が明瞭な状態のまま無意識の出来事を見られるからではないかと考えています。

【返信】
鈴木めいや様
夢の解釈、ありがとうございました。
今の心理状態をじっくり考えながら、自分なりに受け入れたいと思います。
最近、印象的な夢を良く見るのでまた気になる夢を見た際には 診断をお願いするかと思いますが宜しくお願いいたします。
今まで見ていた夢占いとは違い、大変参考になりました。
ありがとうございます。

2007年05月04日