193.女性の占い師

■--占い師
++ kansuke 男 46
昨年12月初旬に見た夢が気になっていました。夢判断の資料をで検索していたら、診断していただけるとのこと。よろしくお願いいたします。
夜、繁華街を歩いていると、映画館のような建物の入り口が目に入り、ゆるい階段を地下におりていくと、ベールをかぶって直径10センチ程度の水晶玉を前にした女性の占い師が10人いました。割と広い空間で他の人も何人かいるみたいで、私は、席について占ってもらったのですが、内容は何か釈然とせず10人の占いを順番にうけて、最後の所で突然、アルプスの頂を鳥瞰的に見下ろす風景が目の前に広がり、「晴天の雪山の風景・冬の景色・雪景色だ。」と思うと急に納得できて、寝ているお腹のあたりがポカポカと心地よくなり、すべてのものがスーッとお腹に集まって目が覚めました。目覚めた後もしばらくお腹はポカポカしていました。そしてそのまま眠りにつきました。
翌朝スッキリと目覚めました。 ・・・以上です。
.. 1/ 9(Wed) 13:08[532]

☆ 夢解釈No.193 ☆
はじめまして。
この夢は、一言で解釈すると、「ご自身の無意識と対峙していると(内省していると)心の奥深くの心境に気が付いた」という描写を象徴的にあらわしているものと思われます。
夢の中の夜は、心の状態が無意識に傾いていることをあらわし、繁華街を歩くのは、ご自身の生き方と関係があり、“人生の道を歩いている”という比喩的な表現です。
そして、夢の中の映画は、自分自身のに対しての様々なイメージが反映されたもので、その建物に対して「映画館のような」という連想をしているので、おそらくこの建物は、ご自身の心の全体的なイメージの表象であり、あなたはその地下(無意識下)へとおりていきます。
すると、10人ほどの女性占い師がいます。
彼女たちは、夢の中でご本人が持つ女性的な側面が人格化されたものであり、それも、女性性の一つの特徴である“直感的な能力”にたけた女性性です。
つまり、心の奥を内観していると、自分の直感的な能力と出会った、という心の描写を読み取れると思います。
ですが、無意識下で見つけた直感力を働かせても(占い師に見てもらっても)なかなかうまく噛み合わないのか、内容が釈然としません。
すると、10人目の占い師で(十回目に働かせた直感で)納得のいく風景が目に浮かびます。10という数字は非常に示唆的で、夢の中の10は、心の統合性と関係があります。なので、今まではバラバラであった無意識下の心的要素が、このとき、一つに統合され腑に落ちたという描写のあらわれでしょう。
その内容は、「晴天の雪山の風景・冬の景色・雪景色だ。」…
冬は活動の停止や不利な状況を、山はひらめきや困難さ、厳しさや男性的な自我の確立などをあらわすことが多いので、無意識下のような心境は、ご自身にとって、いままでの人生において納得のいく心の要因であったのでしょう。それは、いままではご自身のそのような心境には気付かずにいたのが、内観することにより、ようやく気が付いたという感覚だと思います。
.. 1/13(Sun) 14:37[543]

☆ 夢解釈No.193の続き ☆
すると、
「すべてのものがスーッとお腹に集まって目が覚めました。目覚めた後もしばらくお腹はポカポカしていました。」
これは自然なことだと思います。
というのは、お腹は食べたものを消化するところであり、本当は受け入れがたい物事でも自分の中に受け入れ、それを消化・吸収して自分のものとするためのところを表現するのに、最もふさわしいのが“お腹”なのです。
この夢を、簡単にまとめると、
1)人生の道を歩く〔夢の中の、夜の繁華街を歩く〕
すると↓
2)内省する〔夢の中の、建物の地下におりていく〕
すると↓
3)女性的な側面と出会う〔夢の中の、占い師〕
すると↓
4)ご自分の心象風景を発見する〔夢の中の、アルプス〕
すると↓
5)自分の心象風景を受け入れて消化し、自分のものとする〔お腹がポカポカする〕
という、心の描写を読み取ることができると思います。
.. 1/13(Sun) 14:37[544]