1110. お弁当を盗られる

あき
20才、女性、東京都、1回目です。
はじめて投稿いたします。よろしくお願いします。
母が、買って来たオードブルを父、母、私の弁当箱に詰めてくれました。詰めている最中に、アボカドが床に落ちてしまいました。「私が食べるよ。」と言って、私は落ちたアボカドを拾って洗いに行きました。父と母ごいるので、弁当箱はそのまま置いていきました。アボカドを洗って食べました。落としてしまいましたが、形も崩れていませんし、味も美味しかったです。そして、戻ると私の弁当箱がなくなっていました。父と母もいませんでした。しばらくして、父と母に会いましたが、弁当のことは、すっかり忘れている/知らないようでした。意地悪な顔をした知らない女性2人が、私に近づき、私に弁当箱を見せつけてきます。「返して欲しければ〜」とか「とれるもんなら〜」とか言ってきました。それほどお腹がすいてるわけでもなかったので、無視しました。
そこから、場面が変わって駅の改札にいました。改札を入ったところに好きな人とその人のお兄さんがいて、私が改札を通るのを待っています。お兄さんには会ったことがありませんが、なんとなくそうかなと思いました。お兄さんの方が、背が高くすらっとしていて目移りしそうになりましたが、私が好きな人はこっちだと自分に言い聞かせていました。そして、私も改札を通り、中に入りました。
そこからまた場面が変わって、大きな鏡の前にいました。私の身長以上でした。私は鏡をぼんやり見ながら触っていました。鏡に映る私は、普段通りの顔でした。

まとまらずにすみません。どんな意味があるのでしょうか?よろしくお願いいたします。
.. 2018年05月16日 (水) 09時12分

☆ 夢解釈No.1110 ☆

あき様「お弁当を盗られる」

はじめまして。
基本的に、夢は無意識というご本人にも気付いていない心の内側で機能している思考(連想の糸)と、情動によって形成されていると思われます。
そして今回の夢では、あなたが幼い頃から持っていたであろう両親からの保護の感覚から、現在の年齢に近づくにつれて、だんだんその感覚から離れていくプロセスについて語られているように見受けられます。

基本的に、夢のなかで「食べる」という行為は、少し枯れてきている心のエネルギーの摂取、あるいは、コンプレックスなどの受け入れるべき心の要素や問題を何とかして受け入れようとしていることをあらわします。

そしてお弁当は、基本的に家の中という育ってきた空間から離れた外出先で食べるためにつくるものですので、夢のなかのお弁当は、外出先という両親の保護感覚がいつ無くなっても不思議ではない状況のなかで、食べ物という心のエネルギーを蓄えようとしていることを意味していると思われます。

アボガドは、私たち日本人が昔から慣れ親しんできている食べ物とは言えませんので、夢のなかのでそれを食べることは、あなたにとってどこか異質な何らかの心の要素をキレイに洗い流して、それを自分のエネルギーや栄養の一つに受け入れようとしていることを意味していると思われます。
夢のなかのこのイメージは、今後のあなたの仕事先かなにかの「進路」に関係しているのかも知れません。

すると、父と母はいなくなり、お弁当も(奪い戻すことは可能な状況ですが)無くなります。
このことは、20歳という今の年齢は、精神的にだいぶ自立してきているので、両親の保護の感覚はそれほど必要ではなくなってきている、ということを意味しているのかも知れず、お弁当という、両親から得られる心のエネルギー(お弁当)もそれほど必須なものではない、ということを意味しているように見受けられます。

このような、ある程度において自立した精神を手に入れたあなたは、夢のなかで駅の改札にいます。

これかどこに向かおうとしているのかは記載にはありませんが、もし家から離れた遠くの地に行こうとしているのであれば、それだけ社会的に未踏の領域に進もうとしているのであり、もし電車に乗って家に帰ろうとしているのであれば、本来の自分らしい素の状態に戻ろうとしているのかも分かりません。

するとその改札の入ったところには、好きな人とそのお兄さんがいて、どこか、そのお兄さんのほうが男性として魅力的に見えてしまいます。

基本的に、女性の夢に登場する男性という心像は、分析心理学では「アニムスの心像」と言って、それは主に、知的な判断力や決断力、自立性、発言力、論理性、忍耐力、合理性、創造性、客観性、意識性のなにかのことを言います。

基本的に、女性が社会的な生活をおくるためには、多かれ少なかれ男性的な心の働きを必要とするものです。
今回の夢では、精神的に自立してどこかに向かおうとしたときに、自分の心の内側にある新しい男性的な働きを発見したようです。

この夢のいままでの文脈をまとめると、まずお弁当を用意してもらい、両親の保護の感覚の中にいたのが、アボガドで象徴している心のエネルギーを摂取することでその保護感覚から離れます。
すると精神的に自立した状況となり、電車でどこかへ向かおうとすると、そこには、好きな人よりも魅力的なアニムスの心像と出会う、という描写を汲み取ることが出来そうです。

そして最後に鏡を見て、親の保護から離れて男性的な働きを発見した自分とはどんなものか、と確認するのですが、案外いつもとあまり変わらないと思ったご様子です。

この夢は、20歳であるあなたの現在の心の状況が鮮明に表現されているかのような印象がありますね。
いかが思いますでしょうか?

この夢を詳しく解釈するためには、アボガドや好きな人を思い浮かべたときの連想を広げる作業や、あなたの心理学的な性格類型などの情報を必要とします。
.. 2018年05月16日 (水) 14時11分

【返信レス】

ありがとうございます。
そんな長いスパンを表していたとは驚きました。
アボカドも数回しか食べたことがないので、あまりイメージはありません。
好きな人は尊敬のイメージがあります。
これから進路も考えないとと思っていたところです。
ありがとうございました。
.. 2018年05月16日 (水) 15時33分