1137. 色とりどりの洋服

29歳女性岩手1回目

成人してから、デパートで色とりどりの女性用の洋服を見る、という夢を見ます。気がつくとデパートにいて、欲しいものがあるわけでも、探し物があるわけでもなく、ただ何となく洋服が目について、デザインや色を見て喜ぶ楽しんでいるといった試着もしない夢です。

たいていこの洋服の夢は、海か大きな街の駅構内を歩いている夢のどちらかとセットになっています。

夢の中で色彩が印象に残るのは洋服の夢の時だけで、カラーの夢を見ても色が印象に残ることは殆どありません。

繰り返し見るこのパターンの夢は何かメッセージがあるのでしょうか?

よろしくお願いします。
.. 2018年07月14日 (土) 16時55分

☆ 夢解釈No.1137 ☆

みどり様「色とりどりの洋服」

はじめまして。
基本的に、夢のなかの衣服類は、分析心理学では「ペルソナの心像」と言って、それは「社会適応のための表向きの顔」または「対人関係に見せている表向きの態度」などをあらわす場合が多いと考えられています。

わたし達は誰でも、社会に適応するためには、ある程度、本心を隠してその場に相応しい態度を選んでいるものと言えます。
例えば、学校の先生には先生らしい立ち振る舞いがあり、警官には警官らしい、アーティストにはアーティストらしい、母親には母親らしい立ち振る舞いがあります。

そのような「適応の為の表向きの態度」という心の働きが、あなたの夢のなかで「デパートで色とりどりの女性用の洋服」として表現されているものと思われます。

夢のなかの大きな海は「生命の源」や「無意識の広大さ」をあらわす場合が多く、駅は「これから進むための大きな運命のレール」という意味合いを持つ場合があります。
つまり、今後、社会的な大きな運命のレールに乗るためには、何かしらの洋服(ペルソナ)を選ぶ必要があるようです。
ですが夢のなかのあなたは「欲しいものがあるわけでも、探し物があるわけでもなく、ただ何となく洋服が目について、デザインや色を見て喜ぶ楽しんでいるといった試着もしない」ようです。

そして、繰り返し見るとのことですので、おそらくあなた様はペルソナと呼ばれている心理的な働きに、何かしらの問題があるのかも知れず、それを必要としているにも拘らず無頓着でいるか、あるいはそうでなければ、その反対に意識し過ぎているかのどちらかなのかも知れません。

わたし達は誰でも、年を重ねれば重ねるほど、自然とこのペルソナをしっかりと身に付いていくものなのですが、あなたの場合「自分はどうなのだろう」と内省してみる必要があるのかも知れません。
いかが思いますでしょうか?
宜しくお願い致します。
.. 2018年07月14日 (土) 17時34分

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